少し前の話ですが、知人が経営している店に行ったときに、相談を受けました。

知人の母親の実家が、同族経営の会社のオーナー一族で、経営は雇われ社長がやっていました。

株主総会の時期になると委任状が送られてくるため、内容を確認しないまま印を押していたところ、いつのまにか別の会社の子会社になっていたそうです。

書類を見てみると、株式交換を行っていて、オーナー一族は別の会社の株主になっていました。
知人の店にも顧問税理士はいたのですが、株式交換の意味すら知らなかったそうです。

雇われ社長は多額の退職金を受け取っている可能性が高く、会社の売却代金を株主の代わりに受け取っているようなものです。

この件のおかげで、他人に会社の経営を任せている場合は、以前よりも注意して役員を監視する必要があることに気が付きました。

このような話は表に出てこないだけで、他にもあると思います。

知らないうちに社会の仕組みが変えられていくけど、何が起きているのかわからない、専門的すぎてわからない、そのようなことだらけだと思います。

ルールを知らない人は、ルールを知っている人にいいようにやられてしまいますし、性善説で接するのが難しいほど日本人の心も変わってきています。

これこそが、グローバリズムの隠された本質で、資本が一部に集中しやすいように世界中の国の仕組みが変えられ、世界中の人々が宗教や倫理観や民族的な価値観を忘れていくように仕向けられています。

三重県は都市部に比べて、古き良き日本が残っているというか、昔の気質が残っているため、変化に戸惑っている方が多いと思います。

私自身はグローバリズムに賛成でも反対でもないのですが、普段私が接している方たちを見ると、グローバリズムから取り残されて割りを食う方が多いと思います。

このような状況で私にできることは何か?それをいつも考えています。

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