持株会社スキームの概要
銀行主導で行われているスキームです。
事業承継税制の場合、代表者が経営権を手放す必要があるため、それを嫌ってこちらを選択することがあります。
会社の株式を遺産分割や遺留分の対象から除くことを目的として選択することもあります。
希望する方がいらっしゃれば、対応することは可能です。
持株会社スキームのメリット
事業承継税制は経営者が代表を降りる必要がありますが、持株会社スキームの場合は代表に留まることも可能です。
さらに、会社の株式を売却して受け取った現金が遺産分割や遺留分の対象になるため、会社の株式を他の兄弟にとられないで済みます。
持株会社スキームのデメリット
経営者が株式を売却することで、所得税を払う必要があります。
持株会社で借りた株式の購入資金は、後継者が返済していく必要があります。
具体的な手順
まず後継者が会社を新規設立します。

次に後継者の会社が銀行から借り入れをします。

銀行から借りた資金を現経営者に支払って、会社の株式を購入します。

後継者は間接的に会社の株式を所有します。

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